ダウンストリーム用シェイキングミノー「elf」のフル性能を5フィートというショートレングスで引き出し、かつ小型・大型魚を問わず余裕を持って対峙できる「夢」のロッドが欲しかった。(永田
幹夫)
elfが最も得意とするシェイキングを生み出すためには、7フィート前後のファーストアクションが必要である。
例えばあまりにスローである場合には、「ピン」とラインが張った状態からシェイキングを始めるまでは良いものの、やがてミノーの首振りとラインのたわみとの周波数が合ってくるとその途端にシェイキングのキレがなくなり、ダウンに放たれたelfは全く言うことを聞かなくなってしまう。
開発当時に市販されていたショートロッドは管理釣り場のスプーン専用に設計されたものが殆どであり、またミノー用と銘打っていたとしてもアップストリームがメインであるためにファーストと言えどもその性能には不満があった。
しかしシェイキングをショートロッドで実現したいのであれば、ファーストでパワーのあるバス用を使えば済むことである。だがそれでは、渓流の対象魚である20cmクラスのアマゴやイワナをヒットさせた際にティップの食い込みがない分瞬時に弾かれバレてしまったり、上手くフックに掛かったとしてもその後の引き応えに味気がなくそれが残念であった。
そうした体験をした上で開発を進めてきたeda501UL。
その最大の特徴は、ダウンにキャストしたelf48が軽くグリップを振るだけでシェイキングを始めること。そしてラインの余分なたわみを1ピースのロッド全体が素早く吸収することで、5フィートの長さにおいて切れのあるシェイキングアクションの持続を可能としたことにある。
また強靭なパッドとティップのしなやかさを合わせ持つeda501ULは、20cmに満たないイワナやアマゴの引きを十分に堪能できるかと思えば、60cmアップの本流ニジマスに対してはMEDIUMクラスを感じさせるパワーを活かして何の不安を抱くことなく引き寄せることができるのだ。
そんな絶妙のバランス...
それを実現したのがeda501ULなのである。
その扱い易さは当然キャスティングにも現れてくる。オーバーやサイドはもちろん、アンダーからのピッチングにおいても発揮される思わぬ飛距離にきっと驚かれることだろう。またキャスティングし続けるうちにティップから放たれていることを忘れてしまうようなロッドとの一体感。それはまさに夢の力、「dream
arms」の名を与えられるにふさわしい。